私は20年以上にわたって化学肥料の低減させる事から始め、以来、土壌の分析を行い(約80haを作業場の区画割をした)その推移を見ながら並行して草の分析とそれを貯蔵する醗酵の割合にも注視してきた。その経過と結果から乳牛から排泄される有機質を均一に投入していくことを徹底して還元していけばミネラルを補充することになり収量は変わらず甘みある牧草が取れ、化学肥料は一切必要ないという確心を持った。
・草地を成牛一頭当り50a以上確保(松中教授の推奨値も同じ)
・毎年土壌分析を行い経過を見る。
・雪解けの春にミネラルを全草地に施与した後スラリー約2000トンを散布
・秋の収穫終えた後石灰を散布しその上に、直ちにスラリー約2000トンを全草地に散布
・80haの草地を作業上で33に区画割して、土壌分析を毎年行いデータ保存(未掲載)
・牧草サイレージの分析保存(未掲載)
OCW(総繊維)は低い数値を示すが、OCC(細胞内容物)が高い数値を示している。
以上のことは可溶性の糖分が他の牧場の草に比べ、高い(多い)事を意味する。